「REペアのプロが大集合!」に、参加して

 

 2002.10/31(木)から11/5(火)に、新宿パークタワービル内のOZONEプラザ(リビングデザインセンターOZONE)で、「RE(リ)ペアのプロ大集合」というイベントが開催されました。このイベントでは、環境への意識も高まる中、REサイクル(再生利用)、REユース(再利用)、REメイク(作り直し)、REペア(修理)など、「RE」をテーマに様々なイベントを繰り広げ、リサイクル、リユースなどへの意識、ユーズド家具や骨董など、古くて良いものを生活に取り入れることについて考えようというコンセプトで開催されました。そして、時計や蓄音機、家具など各分野で活躍していらっしゃる職人さんが集まりました。

ご来場いただいた方、関係者各位、ご理解いただいた方々、本当にありがとうございました。

 

ギター修理の性格上、実際に実演という形でお見せできる修理は限られてしまいました。フレットのすりあわせ、ネックの修正、オクターブ調整等、、。実演が少なく、ご来場いただいたお客様にご満足いただけるかどうか、若干の不安はありました。

 

しかし、直接お声をかけていただいたお客様のほとんどは、そのことをご理解いただいていたこと、嬉しく思いました。また、ギターを弾かない方々にも興味深く見ていかれるかたが多かったことも、嬉しく思いました。世の中に「ギターをなおす仕事がある」ということをご理解いただいただけでも、貴重な経験だったと思います。

 

さらに、通常の日々の営業では届かないお客様の声を多数お聞きすることができ、これも参加してよかったと思うことでした。「わざわざ出向くほどのことではないから」「これは自分の勘違いではないか」など。昔の自分にも心当たりのあることです。しかし、早めのメンテナンスは非常に大切なことです。そのことの重要性をどのようにお伝えしていくか、という今後の課題が見つかりました。

 

 

「ギターは、嗜好品」ということも、あらためて感じました。「絶対」がないだけに、お客様の好みをじっくりお聞きすることの大切さも感じました。また、そのことを踏まえて当方が日時予約制にさせていただいていることにも納得されるお客様が多くいらっしゃいました。時間をかけてお話を伺わうことにより、お客様のご希望もより的確に把握できるかと思います。ご理解いただけていることを実感でき、そのことは非常にありがたく、励みになりました。

  

会場の様子が事前にもう少しわかっていたら、展示などの準備がより効果的にできたかな、と反省した部分もありました。もしまたこのような機会がありましたら、今回の反省をふまえて、もっとギター修理の内容がわかりやすいものを用意しようと思います。

 

改めて、ご来場いただいた方、関係者各位、ご理解いただいた方々、本当にありがとうございました。この経験を生かし、今後のさらなる充実にむけて頑張っていこうと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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